2015年09月02日

レベル別クラスは何のため?(3)

シリーズの3回目です。

よろしければ過去の記事もご覧ください。

レベル別クラスは何のため?(1)

レベル別クラスは何のため?(2)

充分な説明と生徒(保護者)の同意がないまま「レベル別」クラスを導入することの問題点を考えてみます。

まずは定期テストです。

定期テストは全クラス共通問題で行われます。

文章題も当然のように出題されますから、

「計算だけ」のクラスは大きなハンデを背負います。

そして定期テストの点数は成績表にも反映されます。

受験の際には成績表の内容が「内申点」として重要視されますから、

推薦、一般受験ともに不利になります

さらに入試の際、計算問題は最初の「大問1のみ」なので、

最初から平均点以下しか取れないような状態で試験に臨まなくてはなりません。

つまり!

中二の前半で「もう上位校の志望は諦めなさい」と烙印を押したようなものです。

このようなデメリットも含めて、クラス分けをする前に生徒に説明したのでしょうか?

そして、生徒はその現実を受け入れた上でクラスを選択できたのでしょうか?

そうでない以上、早急に生徒への説明を行い改めて希望を確認するべきではないでしょうか。

(本シリーズはいったん休止しますが、後日、続編をアップする予定です。)


同じカテゴリー(塾でのあれこれ)の記事画像
署名活動、近況報告!
「内申点」の制度って…
長野県高校入試制度について
授業風景の紹介「中3国語」
夏塾2022「予約状況」
2022「夏塾」募集開始のお知らせ(^^)/
同じカテゴリー(塾でのあれこれ)の記事
 署名活動、近況報告! (2022-12-16 17:32)
 「内申点」の制度って… (2022-11-29 21:51)
 長野県高校入試制度について(2) (2022-11-15 21:50)
 長野県高校入試制度について (2022-11-11 18:06)
 授業風景の紹介「中3国語」 (2022-11-09 16:40)
 中学受験について (2022-10-14 15:56)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。