2014年06月06日

具体例紹介~火のない所で理科力は育たぬ~

生活が便利になるということは、
ある意味で生活が「ブラックボックス」化していくことかもしれません。

一方で、勉強というのは、箱の中身(=ものごとの仕組み)を
理解していくことでもあります。

ここに、今の子供が勉強するときの難しさの一つがあります。

例えば理科に「状態変化」という単元があります。

「固体→液体→気体」というのです。

いまいち納得していない顔の生徒がいたので、
「やかんの空焚きをして怒られたことないか」
なんて話をしてみました。

驚きの答えは...

「うち、やかんとか、無いし」

この際、やかんとかの、「とか」へのツッコミは止めておくとして、
考えてみれば、あり得る話だと思い直しました。

電気ポットはお水さえ入れておけば、
沸騰、保温と自動的にやってくれます。
ご丁寧に空焚き防止機能もあったりします。

電子レンジやIHコンロ、エアコン、お風呂の温度も自動設定…

確かに子どもたちが沸騰しているお湯の状態を見る機会や
火を扱う機会って、ものすごく減っていると気が付きました。

もしかしたら、家の中で「炎」を見たことのない子どもだって
居るのかもしれませんね。

長くなってきたので、つづきは次回にしたいと思います。







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