2021年09月17日

宿題で算数が苦手になる?

「最近、宿題をイヤイヤやるようになった。だから余計に時間がかかる。内容も分かってないかもしれない。」

・・・そんな相談を受けることがあります。

そんな時は、お子さんの宿題の内容をよく観察してみてください。

「小4のわり算の筆算」を例に説明します。

「6436÷247」という、たった1問を解く場合でも…

1. 6436÷247
2. 2×7
3. 2×4
4. 2×2
5. 14+80
6. 94+400
7. 643-494
8. 1496÷247
9. 6×7
10. 6×4
11. 6×2
12. 42+240
13. 282+1200
14. 1496-1482

ざっと、これだけの過程を組み合わせて解いています。

2桁、3桁の足し算、引き算を細分化すれば、

さらに多くの計算過程の組み合わせとも言えます。

今までと同じくらい大きさのプリントに、

今までと同じくらいの問題数、例えば10問が宿題だとしても、

その中に、14通り以上の加減積商が隠れているとすれば、

四則の問題を「140問」解いているとも言えます。

これは、学校の先生にも配慮してほしいことですが、

宿題の難易度と分量が、その子にとって最適なのかというのは、

子どもにはなかなかわかりません。

ときには、親の方でコントロールしたり、

学校の先生に宿題を少し軽くしてもらうよう交渉したり、

何よりも、子どもが自信を無くしたり、

算数がキライになったりしないように、

適切な声掛けをすることが重要になると思います。

宿題で算数が苦手になる?




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