2014年06月11日

地の利を活かす

前々回、前回からのつづきです。

前回、私自身の経験から次のような傾向があることを紹介しました。

東京時代の塾生平均点は「英語は高く」、「理科は低い」、「国語・数学・社会は個人差が大きい」

現在の塾生平均点は「理科・数学は高く」、「英語は低い」、「国語・社会は個人差が大きい」


今回は英語です。

東京に比べ、長野の子どもたちの平均点が伸びない理由…

おそらく、みなさんも察しがつくように、「国際化」や「外国(人)」というものを、
どれだけ身近に感じているかが影響しているでしょう。

例えば英検1級の受験者数、合格者数には興味深い傾向があります。

三大都市を除く都道府県の中で、意外と人数が多いのが、
神奈川、兵庫、沖縄など。

逆に都市部であっても意外と少ないのが、
神奈川以外の関東各県、京都など。

どうですか?

歴史的背景などを考えると、「英語に強い理由」がありそうな気がしませんか?


正直、私が子どもの頃、地元で外国人に会うことなど皆無でした。
「英語が必要」と言われても、「実感」が無かったのです。

ましてや身近な大人が「英語なんか必要ない」、
「外国なんか関係ない」などとネガティブだったり、
自分の語学コンプレックスを理由に、子どもにだけ押し付けたりしても、
子どもたちが、英語に対して前向きになることは期待できないでしょう。


ところで、最近は、この辺りの地元企業でも海外出張が増えたり、
企業自体の国際化も進んできました。
観光地としても、外国人旅行客の獲得は重要な課題です。
地元の銘酒の蔵元では、これからは海外に売ろうなんて話も耳にします。

これらを受け、地元の大人の意識も大きく変わってきました。
少なからず子どもたちにも、この影響が出てくると予想しています。

「英語が必要」という言葉に現実味が出てきたのです。


あくまで自然に、英語の「楽しさ」と「必要性」を伝えていくことが重要です。


さて、次回は残りの教科です。
またもや、続きます…





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