2014年02月01日

着火剤と炭(3)

さて、今回は内的要因に裏付けられた「やる気」について、触れてみたいと思います。

いったい、「基礎やる気力」を育てるにはどうしたら良いのか?

まずは人類学者で行動生態学が専門の長谷川眞理子さんの言葉を借りたいと思います。

彼女は人間が「自分だけ良ければいいという利己的行動」を選択せずに、
「他者に対する共感や思いやりからくる道徳的行動」を選択する際の動機について、
以下のように説明しています。

~ここから引用~

・・・道徳的感情が働き、自分の他の欲求が抑えられて、道徳的行動が選択されるのはなぜでしょうか。
 それは、道徳的行動をとったときに感じる「快」の方が、自己の欲望を満たしたときに感じる「快」よりも大きいと感じられるからです。自己の欲望が満たされたときの「快」は、個人的な「快」です。一方、道徳的な判断に従ったときの「快」は、しつけや教育の中で、親をはじめとする大人、他人からの称賛によって感じられるようになるものです。この社会的な「快」が、個人的な「快」よりも大きいと感じられなければ、そちらを選択するようにはならないでしょう。

~ここまで引用~

自分のためにがんばるよりも、家族や仲間、困っている人のためにがんばったときの方が
大きな力を発揮できるなんて言いますよね。
喜んでくれる人がたくさんいる方ががんばれるとも・・・
昨年の「東北楽天イーグルス」の優勝などは、わかり易い例だと思います。

しかし、こういう感情が「しつけや教育」から育つ後天的なものだとしたら、
まったく、そうは思えない人もいるのでしょう。


 (つづく・・・)
  

Posted by planus at 02:42Comments(0)学力アップの秘訣